シリーズA Extension(Extension A)ラウンドのクロージングを完了

Angel Bridge株式会社の参画によりシリーズA累計調達額は約15億円に—— APL1101の臨床試験開始に向けた開発体制をさらに強化 ——

Atransen Pharma株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:浅野智之、以下「当社」)は、Angel Bridge株式会社を引受先とするシリーズA Extension(Extension A)ラウンドのクロージングを、2025年12月22日に完了したことをお知らせいたします。本Extension Aは、2025年5月に完了したシリーズAラウンド(引受先:ジャフコ グループ株式会社および大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社)に続く追加ラウンドとして実施されたものです。本ラウンドの完了により、シリーズA全体での累計調達額(AMED創薬ベンチャーエコシステム強化事業補助金含)は総額14.7億円となりました。今回調達した資金は、当社のリードパイプラインである**LAT1阻害剤「APL1101」**の臨床試験開始に向けた非臨床開発、製剤・CMC体制の強化、および将来のグローバル展開を見据えた開発・事業基盤の拡充に活用されます。

代表取締役CEOコメント
浅野 智之(代表取締役CEO 「シリーズAに続くExtension Aのクロージングを無事完了できたことを、大変心強く感じています。新たにAngel Bridge社を迎え入れたことで、APL1101を臨床段階へと確実に前進させる体制が一層強化されました。患者さんに新たな治療選択肢を届けるべく、引き続き開発に全力で取り組んでまいります。」

出資者コメント
Angel Bridge株式会社 代表パートナー 河西 佑太郎 氏、シニアアソシエイト 伊原  「Atransen Pharma社がターゲットとするLAT1は、全身に存在し細胞内外での物質移動に関わるSLCトランスポーターの一種です。これらを標的とした医薬品は世界中で広く使われている糖尿病薬などはじめ何十種類とありますが、抗がん剤はまだありません。APL1101は、すでに科学として確立したトランスポーター創薬を、まだ承認事例のないがん領域で挑戦しようとするAtransen Pharma社による革新的な低分子化合物です。APL1101を世界中のがん患者さんに届けるため、Angel Bridgeとしても全力でご支援してまいります。」
ジャフコ グループ株式会社 プリンシパル 小林 泰良  「APL1101は、複数のがん種に対して高いポテンシャルを有することが期待される医薬品候補です。患者さんに一刻も早く届けるためには早期に複数のがん種を対象とした国際共同治験を進める必要があり、このたび強力な仲間を迎え入れることができ、大変うれしく思います。患者さんに価値ある医薬品を届けるため、経営陣と投資家が一丸となって今後も事業を推進してまいります。」

Atransen Pharmaについて
Atransen Pharma株式会社は、アミノ酸輸送体LAT1を標的とする革新的な低分子抗がん剤の研究開発を行う創薬スタートアップです。がん細胞特有の代謝依存性に着目し、構造生物学・薬理学・ケミカルバイオロジーを融合した独自の創薬基盤を通じて、既存治療では十分な効果が得られないがんに対する新たな治療選択肢の創出を目指しています。

ウェブサイト:
https://www.atransen.com

【本件に関するお問い合わせ先】 Atransen Pharma株式会社
E-mail: admin@atransen.com