APL1202がAMED 2025年度「次世代がん医療加速化研究事業(P‑PROMOTE)」に採択

Atransen Pharma株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長 兼 CEO:浅野智之、以下「当社」)は、当社最高科学責任者(CSO)である金井好克博士が兼任する藤田医科大学の研究課題「深部がん治療実現のための中性子捕捉療法最適化研究開発」(研究開発代表者:金井好克)が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の2025年度「次世代がん医療加速化研究事業(P PROMOTE)」に採択され、2025年5月30日付で研究が開始されたことをお知らせいたします。

本研究では、従来のホウ素中性子捕捉療法(BNCT)では治療が困難とされてきた深部臓器のがんに対し、BNCTの最適化を図り、その安全性・有効性を評価し、臨床応用の加速を目指します。

  • 研究期間:2年間
  • 分担研究者
    渡邊翼 京都大学複合原子力科学研究所 特定准教授
    大垣 隆一 大阪大学医学系研究科 准教授
    徐 旻憓 大阪大学医学系研究科 助教

APL1202 を核とした BNCT 治療の深化

当社は、LAT1 トランスポーターを標的とする 薬剤 APL1202 を、BNCT による深部がん治療を実現するための 鍵となる新規治療薬 と位置付け、製剤開発および前臨床試験を精力的に進めています。本研究成果と組み合わせることで、膵臓がんなど難治性深部がんへの BNCT 適応拡大を目指します。

当社は、2024 年 12 月に藤田医科大学を含む複数機関と締結した包括的連携覚書(MOU) に基づき、産学連携を一層推進し、難治性深部がんに対する革新的治療オプションの創出に尽力してまいります。

今後の展望

当社は本採択を契機に、APL1202を利用したBNCT の臨床応用に必要なプロトコル整備・薬剤供給体制構築及び臨床試験準備を加速させ、深部がん患者の皆様に新たな治療の選択肢を提供できるよう邁進してまいります。

お問い合わせ先

株式会社アトランセンファーマ 広報担当
E‑mail: admin@atransen.com
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